栄養不足になる影響

毎日きちんとドッグフードを食べているのに、栄養失調の症状が愛犬に出ていたらショックですよね。ワンちゃんの栄養失調って分かりづらくて、隠れ栄養失調と言う言葉もあるそうですから。それは、どんな症状なのでしょうか? 体が痩せ細る・気力がなくなるという症状の他に、不眠・歯が抜け落ちる・歯が欠ける・毛並にツヤがなくなる・毛が抜ける・口臭や体臭が臭い・皮膚の状態が悪くなるなどの症状が出てきます。 おもな栄養素が不足すると下記のような症状がでます。

不足する栄養素症状
カルシウム骨や歯がもろくなり骨折や歯が抜ける
マグネシウム代謝の低下、皮膚病・皮膚トラブル
リン動きが鈍くなる。細胞膜やエネルギーが作れない
タンパク質筋力低下・体温低下・内臓疾患・免疫力低下

ワンちゃんの食事にドッグフードだけを与えているなら、ドッグフードの成分に問題があるので確認してみましょう。
ワンちゃんも、水分・炭水化物・タンパク質・脂質・ミネラル・ビタミンなどの6大栄養素が必要です。
とくに、タンパク質は30%必要です。
肉などのタンパク質より、穀物が多く含まれているドッグフードも市販されています。
栄養失調の多くは、少なすぎるタンパク質やミネラルに問題があるのです。

栄養失調の原因にはもう一つ。
穀物の成分を多く含むドッグフードを食べていると、肥満の原因になります。
「最近太ってきたからドッグフードの量を少し減らしてダイエット」なんて考えたら栄養失調をさらに悪化する危険性があるのです。
適正な量を与えているのに、体重が増えるような症状があるなら、可能性を疑ってください。
ドッグフードの値段は安いものから高価なものまで様々です。
高価な物ほど良いとはいえませんが、極短に安い物は栄養素が不十分かもしれません。
飼い主さんの選ぶドッグフードで、ワンちゃんが健康で幸せに暮らせるかどうかが決まってしまいます。
本来肉食のワンちゃんは、鳥肉・豚肉・牛肉・羊肉などの動物性タンパク質を必要としています。
意識して補うことも栄養失調を予防することにつながるのかも知れませんね。