ドッグフードの添加物使用料の制限

農林水産省と環境省の共官で、平成21年6月1日から愛がん動物用飼料の安全を図るために『愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律』(ペットフード安全法)が施行されました。
主に、ペットフードの製造、輸入、販売を行う業者向へ(ペットフード安全法)の概要や届け出に関する事、ペットの飼い主には環境省のホームページで、ペットフード安全法のあらましや犬、猫の健康を守る正しいペットフードの与え方が掲載されています。
私達の大切なワンちゃんも、少し市民権を得たような・・安全なドックフードがお店に並べられているように思いますが、現状はちょっと違うようです。

原材料に含まれている添加物の表示までは、義務づけられていないのです。
では、添加物はなぜペットフードに入れられるのでしょうか。
ワンちゃんの健康を害する添加物のひとつ、酸化防止剤にはどんな物が有るのでしょうか。

酸化防止剤はドッグフードの酸化やカビの増殖を防ぎ、長期保存のために使用します。
そんな酸化防止剤の中にもワンちゃんの健康に悪影響の有る物があります。

エトキシン

日本で禁止されている強力な酸化防止剤で、ベトナム戦争の時アメリカ軍が使用していた枯葉剤の酸化防止剤です。
エトキシンは安価で強力な抗酸化作用をもちます。

ブチルヒドロキシアニソール(BHA)

もともとは、ガソリンの酸化防止剤として使用されていました。
バターやマーガリン、冷凍食品などへの使用が認められたので、ドッグフードにも酸化防止剤として使用されています。
膀胱や甲状腺の癌を引き起こす発癌性物質として、危険性を指摘されています。

ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)

従来は、石油用の酸化防止剤として利用されていました。
冷凍食品や一部のお菓子などの食品への使用が認められたので、ドッグフードへの使用が認められました。
BHAと同様に発癌性物質として懸念されています。

今回は添加物の酸化防止剤について調べましたが、他に着色料、甘味料など色々な添加物が含まれている可能性があります。
ドッグフードの添加物に関して、規制基準はまだまだ曖昧で制限も無いので、ワンちゃんが口にするものは飼い主さんが吟味して与えた方が良いと思います。